津田沼オフレポ





 十一時に起床し、飯もそこそこにバイトに行く。
 十三時からのシフトで打刻しカウンターに入るとそれはもう悲惨な状態(あるべきところにあるものがない・タマゴサンド用のタマゴが出来てなかったり等等)、更に貸し会議室のオーダーが続いたり洗い物が溜まっていたり色々。結局、四時間フルで働いた後、駅まで急ぐ。乗った電車は十七時九分発の電車で、津田沼まで四十六分程。焦ってもしょうがないので、とりあえず眠る。買っておいたパンも食べ損ねる。
 マンジュさんにメールすればよかったのだけれど、携帯に登録するのを忘れてたのは偏に僕がアホなだけの話。

 結局津田沼に着いたのが十七時五十五分。みどりの窓口前に集合らしいのだが……手を振る水池さん発見。何とか無事合流。
 ギリギリセーフ。ヤッタネ。
 嘘です。
 完全に遅刻です。すいませんでした。
 何はともあれ、優しい水池さんと優しい優しい峯岸さんと優しい優しい優しい彪太さんと優しい優しい優しい優しいマンジュさん(女王様)に連れられて晩御飯を食べに行く。いよいよ津田沼オフですよ。案外平静を保っていられるもんなのね、と油断したのも束の間。あんな風になると、一体誰が予測できただろうか。と、思わせぶりなことを書いたがそれに見合うだけの展開があったわけでもないのだけど。と、僕は思ってるのだがどうだろう。傍から見たら、まぁいいや。今思い出すだけでも悶え死にそうになる。その話はおいおい話すのでまた後ほど。

 津田沼オフの副題(?)が【女王様を囲む会】なので、飲み屋の席では四人でマンジュさんを囲む。女王様の両隣に犬と猫を従えて、彪太さんと峯岸さんが女王様と向かい合う。横顔もおうつくしゅうございます女王様。
 さて。そういえば、この記事って彪太さん曰く白縫いさやビジョン・今夜のレポート、らしいですよ。
 書くのか。書かにゃいかんのか。是非とも喜んで書かせていただきますとも。ええ。
 寝起きに少し食べた以外に何も食べておらずとにかく腹が減っていたので、峯岸さんのソープ論等を聞きつつ出された料理を黙々と食べていると、不意に水池さんがこの前某イベントに行ってきた時の話を始める。マンジュさんいいよ最高だよ、とマンジュさんについて嬉々として語った遠い昔のあの話。といっても一ヶ月半ぐらい前の話だけど。そんなこともあったっけなぁ、なんで今そこでそういう話をするかなぁ。恥ずかしいじゃねぇかこの野郎。とか思っていたりしたのだが事実は事実なので。うんまぁ……。
 そのうち峯岸さんが「マンジュさんの良さについて語ってくれ」みたいなことを言い出すが、どないせぇと。いや、語るんだよね、うん、無理キャパオーバー。もっと酔いが回らないと無理。絶対無理。
 その後も度々「そろそろマンジュさんの良さについて……」と話が振られるが、その度に閉口する始末。いや、言おうとしたのだよ! 何度も! でもニヤニヤクスクスとしてしまうのだよ! 
 ちなみにどれくらいニヤニヤクスクスしてたかというと、頬の筋肉が攣るくらい。ニヤニヤクスクスしすぎだよ自分。こんな調子だから玩ばれるんだね。いやまったく。  途中、マンジュさんが席を立つと、峯岸さん水池さん彪太さんがこんなことを言い始める。
「(マンジュさんが帰ってきたら)席立とうか」
「三人で一緒に」
「あー、二人だけにするんだ」
 三人揃って、(笑)。
 (笑)、じゃないよ。何度も言うようだがね、キャパオーバー。無理。ああ、頬の筋肉が痛い。
 何も知らぬ女王様が帰ってくると、何事もなかったかのように500文字の話を再開する。
 が、それから間もなくして峯岸さんが席を立つ。じゃあ俺も、と水池さんが席を立つ。じゃあ私も、と彪太さんが席を立つ。おいおい。
 二人だけにされて何をしたかって、そりゃあニヤニヤクスクス。何か話をしたような気もするけど、スンマソン、何も覚えてません。コレ本当の話。至福だったかどうかもわかりません。頭真っ白。情けないなぁ、と。というかマンジュさんごめんなさい。

 そんなことをやってるうちに二時間が過ぎたので、一度店を出る。
 二次会はどこでやろうか、という話になるが特に行くあてもないのでぶらぶら彷徨う。が、峯岸さんがとんでもないものを見つける。
「プリクラだ」
「撮ろう」
「そうしよう」
 拒否権無しですか。
 最後まで抵抗するものの、結局峯岸さんに押し込まれる。こういう展開ってどーなのよ。傍から見てりゃ面白いのかもしれないけど、つーかまんざらでもなかったけど、こっちで勝手にわーわーやってるのはきっとあんまりよろしくなかったんじゃないかと。そんなことは今更うだうだ言っても駄目ですね。はい、大人しく書きます。書いてから考えます。
 出来上がったプリクラが一枚一枚剥がせるものじゃないとわかるなり、水池さんと彪太さんが携帯のカメラでプリクラを撮り始める。写真を見せてもらうと、なんかそこそこ綺麗に写ってる。お、おお、よく撮れてるじゃないか。

 二次会はファミレス。
 ここでも峯岸さん水池さん彪太さんの三人が揃って立ち上がりどこかに消える。
 ニヤニヤクスクス。以上。何を話せばいいのかさっぱりわからなかったのですよ。でも幸せ。
 各々がハーブティーやらパフェやらを食べながら相変わらず話が続く。
 ここでも色々出来事があり、書くべきか書かざるべきかと思い悩むと、ほら聞こえてくる、書け、という声。そろそろヤバイですね。自分で言うあたりが一番駄目ですね。書き直す気力も無いところも、気力が無いと書くところも全部駄目。
 女王様から質問を五つすることを許された話。
 なんでこういう流れになったのか今一つ覚えてないのですが、というか何を質問したかも完全に覚えていなかったりする。捏造するか。いや駄目でしょう。
 とにかく何を聞いたか覚えてないけど、仕様も無いことを聞いて三つも質問する権利を無駄にする。
 さてどうしよう。どうしようも何も、初めっから質問することなんか思いつかないっちゅーの。書き忘れたけど、キャパオーバー。言う間でもなかったような気がするけど、キャパオーバー
 そんな折に誰かがこんなことを言う。
「好きな男性のタイプは?」
 悪魔の囁き。そしてそれに従う自分。
「×××××(これは勘弁)」
 そして最後の質問に、
「ぶっちゃけ僕どうですか?」
(今何を思っているかというと、こんなことを考えている→λ...ツッテキマス)
「×××××」
 はいおしまい。もう無理。書けません。
 ちなみにマンジュさんからも五つ質問を貰ったわけだけど、それは割愛。
 それなりに盛り上がったところで、彪太さんが先に帰る。お疲れ様でした。
 その後少し話をした後、また場所を移すことに。
 この時点でお泊り確定。終電にはもう間に合わないですよ。

 三次会は再び飲み屋。
 この頃にはもう十一時を回るか回らないかぐらいの時間で、かれこれ五時間以上オフ会をやっている計算になるわけだけど、全然そんな感じがしない。
 相変わらず良く話し続ける峯岸さんと水池さんの話を聞きながら、ついウトウトとしてくる。眠い、の一言に尽きる。バイトのハードタスクの疲れが頭をもたげてきた感じ。
 峯岸さんが夢野久作谷崎潤一郎を課題図書に挙げたので、今度探して読みまっする。
 しかしそれにしても眠いものは眠い。眠い眠い眠い。テーブルに頬杖をついてウトウトしていると、峯岸さんが「ウットリしてるの?」違います。
 あんまりウトウトしているものだから、隣からマンジュさんに「眠い?」と声をかけられる始末。「正直」と答える声にも張りが無く、ぼうっとし続ける。せっかくの津田沼オフなのに。あーあ。しかしそれにしても今思えばやっぱり女王様は優しかった。
 それからどういう流れかわからないけれど、峯岸さんがあらぬ方向にけしかけた結果、女王様と手を触れ合う展開になる。女王様の手は温かくて柔らかかった。以上。その後も腿の上に手を置かれたり(感触は今でもよく覚えてます。ぞわり、と神経が波打つような感じ。不快ではないのは言う間でもない)置いた手の上に女王様の手が乗っかったりと、もう勘弁。悶え死にそうです。でもそれがいい。大事件ですよ。
 峯岸さんの酒が無くなったところで店を出ることに。

 店の前で峯岸さんと別れると、三人で歩く。真ん中はもちろん女王様(笑)。
 各自のHNの由来を話したりしながら電車を乗る頃にはもう日付も変わった十二時半過ぎ。トーナメントの決勝戦の話だとか会ったことの無い500文字参加者の話とかしつつ、あっという間に降りる駅になる。
 次は文学フリマですね、という話をして、女王様と別れる。
 さらりと書いているけど、どれだけ哀しい出来事だったかは、そりゃもう筆舌し難い。外に出れば小雨が降り出してきたところで、「この天候は今の気持ちを表している」とか言ってみると水池さんが苦笑。そりゃそうだ。でも本当に短歌が作れそう。どういう歌だったか忘れたけど、別れるのがこんなに苦しく辛いことなら初めから逢わなければよかった、みたいな歌。センチメンタルになるのは酒の所為。いや別に後悔してないですよ。むしろ逆ですよ。
 水池さん宅に上がりこむと、大したこともせずにすぐ就寝する。

 翌朝八時過ぎ頃起きると、時間が無いとさっさと水池さん宅を出て行く。というか家族の方にろくすっぽ挨拶してないよ! 突然お邪魔してすいませんでした<水池さん
 朝、駅のホームで昨日食べ損ねたパンを食べながら友人と女装用の衣装を買いに行ったのでした。以上。劇終。